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日本大学3学部(工・生産工・理工)合同見学会
見学日:8月10日(火)
場所:菖蒲久喜ラジオ放送所(埼玉県久喜市)







工学部・生産工学部・理工学部の3学部で毎年行っている見学会です。
他学部との交流ができるのは、工学部電気電子工学科では
アンテナ工学研究室のみではないかと思います。
アンテナ・電波伝搬などを研究している卒研生と院生および指導教員の先生が
この見学会に参加しました。
今回の見学先は、埼玉県久喜市にある、菖蒲久喜ラジオ放送所です。







菖蒲久喜ラジオ放送所は東京渋谷にある放送センターから送られてきた番組を各家庭
にNHK第1放送、第2放送、衛星放送の電波にして送り出しているところです。
この放送所は日本最大で、どのような状況でも電波がとまらないように
様々な工夫を凝らしています。





このアンテナは、ラジオ第1放送所のアンテナです。出力300キロワット、周波数594キロヘルツ、高さ245mのアンテナです。






この写真はラジオ第1放送所のアンテナを近くから撮影したものです。中央に見える、赤と白で色づけられているのがアンテナです。そして左右、手前に見えるのがアンテナを支えている線(支線)です。






こちらの写真はラジオ第2放送所のアンテナです。出力500キロワット、周波数693キロヘルツ、高さ215mのアンテナです。このアンテナは第1放送所のアンテナよりも出力、周波数が大きく、アンテナの長さが短いです。
飛行機やヘリコプターがアンテナに衝突しないようにするため赤白に塗られています。






菖蒲久喜放送衛星地球局の写真です。東京・渋谷の放送センターにある地球局(主局)が強い雨や設備点検などにより、放送衛星(BS)に番組を送信することが困難になったとき、主局に替わって番組を送るための設備です。
NHK以外の事業者も同じ敷地に建設されています。(WOWOW、B-SAT)手前に見えるアンテナがWOWOWで、奥のアンテナがNHKのアンテナです。
送信周波数17ギガヘルツ、送信出力450ワット






特別高圧変電所の写真です。電波を作るには電気が必要です。東京電力から特別高圧(66,000ボルト)の電気を購入しています。
1ヶ月の使用量は110万キロワットです。



この放送所のサービスエリア(放送電波の届く範囲)は、関東・甲信越を中心に
北は福島県から南は愛知県まで約1900万の受信世帯をカバーしており、
全国世帯数の約4割に放送を届けていることになります。
衛星放送については、放送時間の約5分の1をこの設備から全国に送り出しています。




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